本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・高田大介

「図書館の魔女 鳥の伝言」


「図書館の魔女 鳥の伝言」・・・高田大介 (講談社)

(内容紹介)
霧深いなか、道案内の剛力たちに守られながら、
ニザマの地方官僚の姫君ユシャッバとその近衛兵の一行が尾根を渡っていた。
陰謀渦巻く当地で追われた一行は、山を下った先にある港町を目指していた。

剛力集団の中には、鳥飼のエゴンがいた。
顔に大きな傷を持つエゴンは言葉をうまく使えないが、鳥たちとは、
障害なく意思疎通がとれているようだ。
そんな彼の様子を興味深く見ていたのは、他ならぬユシャッバだった―。


図書館の魔女 鳥の伝言

(2017年に読んだ本)
「大反響を呼んだメフィスト賞受賞作『図書館の魔女』に続くファンタジー巨編」
と『帯紙』に記してあったので一ノ谷を旅立ったキリヒトのその後の物語なのかと
勝手に決めつけ期待して本書を読みましたが残念ながら本書にキリヒトは登場しません(>_<)
キリヒトは登場しない…でも続編でした。なので帯紙に嘘偽りはないですよ^^;

新たに登場した剛力や鼠達、ニザマから逃亡中の姫と近衛隊がとても魅力的です♡
近衛隊や剛力達のおとこぎに感涙(感動)
子鼠達(子ども達)の悲しい過去に絶句…そひて健気さに(涙)
全体的に重苦しさが漂う物語でしたが後半部で一気に空気が和らいでくる
特に後半部分でのマツリカと剛力・ワカンの言い争い?いや話し合いには
ハルカゼと同じく笑いが止まらず
マツリカのことを、姐さん、姐御、呼ばわりしたワカンに座布団3枚ですね(^^)/


「図書館の魔女シリーズ 1~4巻」


「図書館の魔女シリーズ 1~4巻」・・・高田大介 

『図書館の魔女①』
内容(「BOOK」データベースより)
鍛冶の里に生まれ育った少年キリヒトは、王宮の命により、
史上最古の図書館に暮らす「高い塔の魔女」マツリカに仕えることになる。
古今の書物を繙き、数多の言語を操って策を巡らせるがゆえ、
「魔女」と恐れられる彼女は、自分の声を持たないうら若き少女だった。

図書館の魔女一

『図書館の魔女②』
内容(「BOOK」データベースより)
図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、
重大な危機に晒されていた。
マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、
重鎮政治家に刺客を放つ。
マツリカはその智慧と機転で暗殺計画を蹉跌に追い込むが、次の凶刃は自身に及ぶ!

図書館の魔女二

『図書館の魔女③』
内容(「BOOK」データベースより)
深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接する大国ニザマに嗾けられ、
今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。
高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。
しかし、敵は彼女の“言葉”を封じるため、利き腕の左手を狙う。
キリヒトはマツリカの“言葉”を守れるのか?

図書館の魔女三

『図書館の魔女④』
内容(「BOOK」データベースより)
海峡地域の動乱を期するニザマ宰相ミツクビの策謀に対し、
マツリカは三国和睦会議の実現に動く。
列座するは、宦官宰相の専横を忍んできたニザマ帝、アルデシュ軍幕僚、一ノ谷の代表団。
和議は成るのか。そして、マツリカの左手を縛めた傀儡師は追い詰められるのか?
超大作完結編。


図書館の魔女四

(2016年に読んだ本)
最終巻を読み終えてすぐ、もう一度最初から読みたくなりました^^;
マツリカとキリヒトの出会いから、今度は細部を確かめながら読みたいな?と
「図書館の魔女」はファンタジーですが、実在の世界のように
詳細に物語の背景が設定され、本を読んでいるだけでまるでその世界を
登場人物と共に旅しているような錯覚に陥る。
特に第4巻では船旅で厳冬の地へ赴いた上
様々な試練に立ち向かっていくマツリカ一行
マツリカとキリヒト達と共に読者にも試練が!?
(頁を捲る手を止められない試練ですけどね^^;)
ラストでのマツリカの言葉
キリヒトの存在のあり方を、マツリカが切々と語り聞かせる姿に
言葉だけでなくマツリカの心の思いとして
とても共感し感動しました。


ギャラリー
  • 「本の力 私の絵本制作秘話」
  • 「デフ・ヴォイス」
  • 「ペッパーズ・ゴースト」
  • 「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」
  • 「十角館の殺人 新装改訂版」
  • 「歪笑小説」
  • 「家事か地獄か」
  • 「あきない世傳 契り橋(特別巻 上)」
  • 「あきない世傳 契り橋(特別巻 上)」
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール
名前:Alice
記事検索
最新記事(画像付)
カテゴリー
最新コメント
アーカイブ
  • ライブドアブログ