「図書館の魔女 鳥の伝言」・・・高田大介 (講談社)
(内容紹介)
霧深いなか、道案内の剛力たちに守られながら、
ニザマの地方官僚の姫君ユシャッバとその近衛兵の一行が尾根を渡っていた。
陰謀渦巻く当地で追われた一行は、山を下った先にある港町を目指していた。
剛力集団の中には、鳥飼のエゴンがいた。
顔に大きな傷を持つエゴンは言葉をうまく使えないが、鳥たちとは、
障害なく意思疎通がとれているようだ。
そんな彼の様子を興味深く見ていたのは、他ならぬユシャッバだった―。
(2017年に読んだ本)
「大反響を呼んだメフィスト賞受賞作『図書館の魔女』に続くファンタジー巨編」
と『帯紙』に記してあったので一ノ谷を旅立ったキリヒトのその後の物語なのかと
勝手に決めつけ期待して本書を読みましたが残念ながら本書にキリヒトは登場しません(>_<)
キリヒトは登場しない…でも続編でした。なので帯紙に嘘偽りはないですよ^^;
新たに登場した剛力や鼠達、ニザマから逃亡中の姫と近衛隊がとても魅力的です♡
近衛隊や剛力達のおとこぎに感涙(感動)
子鼠達(子ども達)の悲しい過去に絶句…そひて健気さに(涙)
全体的に重苦しさが漂う物語でしたが後半部で一気に空気が和らいでくる
特に後半部分でのマツリカと剛力・ワカンの言い争い?いや話し合いには
ハルカゼと同じく笑いが止まらず
マツリカのことを、姐さん、姐御、呼ばわりしたワカンに座布団3枚ですね(^^)/