「等伯(上・下巻)」・・・安部龍太郎

「等伯(上巻)」
都に出て天下一の絵師になる――
武家から養家に出された能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、
戦国の世にあって次々と悲劇を呼ぶ。
身近な者の死、戦乱の殺戮……それでも真実を見るのが絵師。
その焦熱の道はどこへ。
等伯 上巻

「等伯(下巻)」
内容(「BOOK」データベースより)
誰も見たことのない絵を―狩野派との暗闘、心の師・千利休の自刃、
秀吉の世に台頭する長谷川派を次々と襲う悲劇。
亡き者たちを背負い、おのれの画境に向かう。
とこしえの真善美、等伯がたどりついた境地。
等伯 下

(2015年に読んだ本)
安部龍太郎さんの「等伯」第148回直木賞受賞。
本書「等伯」は、安土桃山時代に活躍した絵師、長谷川等伯の生涯を描いた物語です。
装画に等伯の国宝「松林図屏風」(部分)が使われており
思わず手に取ってしまうほど装丁も素晴らしい。

等伯や永徳の絵を実際に見たい!
特に「松林図屏風」をじっくり見てみたいなと、
読みながらそんな気持ちになりました。