「雲の王」・・・川端裕人 (集英社)

内容(「BOOK」データベースより)
気象台に勤務する美晴は、十代の頃に事故で両親を亡くし、今は息子の楓太と二人暮らし。
行方知れずの兄からの手紙に導かれ、母子はある郷を訪れる。
そこで出会ったのは、天気と深くかかわり、美晴の両親のことも知る郷の住人たち。
美晴たち一族には、不思議な能力があるらしい。
郷から戻った美晴は、ある研究プロジェクトに参加するが…。
一族のもつ能力とは?彼らが担ってきた役割とは?
気象災害を、不思議な力で回避することができたら?
人と自然のかかわりを見つめなおす、壮大な長編小説。

雲の王

(2014年に読んだ本)
川端裕人さんの「雲の王」
先週、日本列島に大きな爪痕を残した台風8号。
台風で初めて、「数十年に1度の強さ」を示す特別警報が…
沖縄県に暴風・波浪・高潮・大雨の特別警報が発令され
あらためて台風の脅威を思い知らされた“大型で非常に強い台風8号”でした。
その台風の最中に読み始めた本書「雲の王」
気象にあまり詳しない私でも、
本書の中で表現されている気象の変化や脅威を実感できるほど
臨場感溢れる物語でした。