本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・紅玉いづき

「ミミズクと夜の王」


「ミミズクと夜の王」・・・紅玉いづき (電撃文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、
自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
全ての始まりは、美しい月夜だった。
―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。


「ミミズクと夜の王」

(2016年に読んだ本)
本書「ミミズクと夜の王」は著者のデビュー作です。
第13回電撃小説大賞「大賞」受賞


銀色の月の光のような透明感のある静謐な物語
読み始めは、童話のような軽めのファンタジー?と思ったのですが
読み進めていくうちに心の奥深く真理が沁み込んでくるような
深遠なる物語へと変化していきました。


「サエズリ図書館のワルツさん1」


「サエズリ図書館のワルツさん1」・・・紅玉いづき (講談社)

内容(「BOOK」データベースより)
本が手の届かないほど遠くにあると思っていたこと。
本が母と娘を繋ぐ絆であったこと。
本が祖父への畏れであり、忘れ得ぬ思い出であったこと。
そして、強すぎる願いゆえに、たった一冊の本すら手放せないこと。
そこにあるすべての本には数え切れない“想い”があり、
そこに集うすべての読者にはその数だけの“物語”があった。
さえずり町のサエズリ図書館。それは本の“未来”が収められた、美しく、不思議な図書館。
紅玉いづきが詠う、すべての書物への未来譚―。
あなたにとって大切な一冊は、きっとここでみつかる。

サエズリ図書館のワルツさん1

(2014年に読んだ本)
紅玉いづきさんの「サエズリ図書館のワルツさん1」です。
先に「サエズリ図書館のワルツさん②」を読んでしまった、うっかり者の私^_^;
②が面白かったので、①も読みたいなと思っていてやっと読みましたよ(^_^)v
①にも、素敵な言葉が、綺羅星のように散りばめられていて
一つ一つを書き留めていたくなるほど。
『今の教育はカリキュラム化されているから。
 余分な知識を埋め込む場所がないんだ。
 でも、教育にも贅肉は必要なんだ。そう思わない?』

図書館は、癒しの場所。
本屋さんは、オアシス。
家の本棚は、思い出の住処。
紙の書籍だからいいのよね。


「サエズリ図書館のワルツさん2」


「サエズリ図書館のワルツさん2」・・・紅玉いづき (星海社FICTIONS)

内容(「BOOK」データベースより)
就職活動に全敗し、頼みの綱でもあった「LB管理者採用試験」も
体調不良による棄権を余儀なくされた千鳥さん。
ただ、自分にとっての天職を見つけたいだけなのに…。
自分に自信がなく、といって好きなことも思い浮かばず、
回復しない体調に苛立ちながら、なやみ、
うなだれていた彼女に差し伸べられたのは、
人々の羨望を集めた“神の手”を持ちながらも、
紙の本が稀少化したこの世界に絶望した、
ひとりの“図書修復家”の手だった―。
“本の未来”が収められた、美しく、不思議な図書館を、
紅玉いづきが紡ぐ待望のシリーズ第二弾。

サエズリ図書館のワルツさん2

(2014年に読んだ本)
紅玉いづきさんの「サエズリ図書館のワルツさん2」です。
全ては一瞬のうちに消えた。あの日。
ピリオドと呼ばれた…人類史上最大の人災三十六時間だけの、戦争が全てを奪ったのだ。
『国会図書館は焼けたよ』呆然としていた彼に、誰かが言った。
『でも安心しろ』『データは残った!データがあってよかったな!』
…物語はピリオド後の世界。
全てが電子化された日常の中で、希少価値のある紙の本を
膨大に所有する「サエズリ図書館」でのお話。


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  • 「本の力 私の絵本制作秘話」
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