「ミミズクと夜の王」・・・紅玉いづき (電撃文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。
額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、
自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。
願いはたった、一つだけ。
「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。
全ての始まりは、美しい月夜だった。
―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。
第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。
(2016年に読んだ本)
本書「ミミズクと夜の王」は著者のデビュー作です。
第13回電撃小説大賞「大賞」受賞。
銀色の月の光のような透明感のある静謐な物語
読み始めは、童話のような軽めのファンタジー?と思ったのですが
読み進めていくうちに心の奥深く真理が沁み込んでくるような
深遠なる物語へと変化していきました。