「本屋さんで待ちあわせ」・・・三浦しをん(だいわ文庫)
(内容)
この世界に、本と漫画があるかぎり。本は、ここではないどこかへ通じる道である―。読書への愛がほとばしる、人気作家の書評とそのほか。思わず書店に走りたくなる情熱的ブックガイド!
当代随一の人気作家が贈る情熱的ブックガイド! 本は、「ここではないどこか」へ通じる道である──。本と、本を愛するすべての人に捧げる三浦しをんの書評とそのほか。待望の文庫化!
〜『出版社内容情報』〜
【目次】
1章 口を開けば、本の話と漫画の話(『女工哀史』に萌える読むと猛然と腹が減る ほか)
2章 愉しみも哀しみも本のなかに
(時に抗った作家の生―『星新一 一〇〇一話をつくった人』最相葉月・著 『タブーと結婚「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへ』藤井貞和・著 ほか)
3章 本が教えてくれること
(『植民地時代の古本屋たち』沖田信悦・著 『中国名言集 一日一言』井波律子・著 ほか)
4章 読まずにわかる『東海道四谷怪談』(幕末迫る一八二五年に初演 伊右衛門 悪の魅力 ほか)
5章 もう少しだけ、本の話
(孤独と、優しさと、茶目っ気と。―『駈込み訴え』太宰治・著 川の流れのように―『潤一』井上荒野・著 ほか)
今までに読んだ三浦しをんさんの作品が全て面白かったので、三浦さんおすすめの本に興味津々で読みましたが
私が知らない本が沢山紹介されていて
とても興味深い内容でした。
一番共感できた萩尾望都先生について氏が語った文よりの抜粋
『ちなみに、この文庫では基本的に著者名は敬称略にしているのだが、なんで「萩尾望都先生」「明日海りおさま」なのかというと…、ニュアンスを汲み取ってほしい!気づいたら敬称をつけてしまっていたのだ!神々を呼び捨てにはできんのが人情というもんじゃろう。』
正しく!
神を崇める!三浦しをんさんのファンになりました(笑)