「バベル九朔」・・・万城目学 (角川書店)
(内容紹介)
作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、
ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……
「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。
巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――
心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。
その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。
そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは
――雲をも貫く、巨大な塔だった。
(2016年に読んだ本)
俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?
作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。
万城目さんの作品はほとんど読んでいて(小説は全て)
でも本書は今ひとつ消化不良というのか…私には難解でしたね
めずらしく映像も浮かんでこなかった(^^;)
今までの万城目さんの小説は、例外なく読みながら映像が浮かんできたので…
私としては少々物足りなさを感じた作品でした。