本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・矢口敦子

「あれから」


「あれから」・・・矢口敦子 (幻冬舎)

内容(「BOOK」データベースより)
高校1年の千幸と中学3年の夕美姉妹は、ある朝、父が電車内で痴漢をし、
咎めた男性を線路に転落死させたと知らされる。
二人は偶然出会った大学生たちの力を借り、父の汚名を晴らそうとするが…。
10年後、看護師として一人働く千幸の前に、忌まわしい過去を彷彿させる女性が現れる。
そして、哀しくも驚くべき真実が明らかになる。

あれから

(「2009年の読書日記」より)
痴漢の冤罪事件を扱った物語です。
中盤までは面白かったのですが
後半の展開にビックリ!?
物語とはいえこういう偶然もありなのですかね?


「VS」


「VS」・・・矢口敦子 (幻冬舎)

内容(「BOOK」データベースより)
かつて売買されたひとつの卵子が、16年後、殺人鬼に成長していた。
凄惨な現場に残された「VS」の文字に秘められた謎とは―。

VS

(「2008年の読書日記」より)
過去に金のために卵子を売った木綿子と、
不妊に悩み、その卵子を買った絹恵。
二人の「子供」である16歳の少年・恵也が、
一家4人惨殺事件を起こし、自殺したときに彼女たちは出会ってしまった。
「息子」の無実を信じる木綿子は探偵をやとって真犯人探しに乗り出すが
「母親」である絹恵は、無実に懐疑的だった…。

前に読んだ『償い』が面白かったので、「VS」を図書館で借りて読みましたが
今ひとつ物語の世界に入り込めずに読み終えてしまった感じ・・・。
『償い』も「VS」も心にズッシっと重くのしかかる?のは同じだけど
読後感が『償い』の方が良かった気がします。



「償い」


「償い」・・・矢口敦子 (幻冬舎文庫)

(内容紹介)
医師からホームレスになった日高は、流れ着いた郊外の街で、
連続殺人事件を調べることになる。
そしてかつて、自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑うが……。

償い

(「2008年の読書日記」より)
36歳の医師・日高は子供の病死と妻の自殺で絶望し、ホームレスになった。
流れ着いた郊外の街で、社会的弱者を狙った連続殺人事件が起き、
日高はある刑事の依頼で「探偵」となる。
やがて彼は、かつて自分が命を救った15歳の少年が犯人ではないかと疑い始めるが…。
絶望を抱えて生きる二人の魂が救われることはあるのか?

「感動の長篇ミステリ。」と紹介でされていましたが
感動というよりは辛く重い物語でした。
でもミステリとしては面白かったです。

ギャラリー
  • 「隠蔽捜査8 清明」
  • 「隠蔽捜査7 棲月」
  • 「隠蔽捜査6 去就」
  • 「隠蔽捜査5 宰領」
  • 「隠蔽捜査4 転迷」
  • 「隠蔽捜査3.5 初陣」
  • 「隠蔽捜査3 疑心」
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