「讃歌」・・・篠田節子 (朝日新聞社)
内容(「BOOK」データベースより)
テレビ制作会社で働く小野は、ある日耳にしたヴィオラ奏者の演奏に魂を揺さぶられ、
番組制作を決意する。
天才少女の栄光と挫折を追ったドキュメンタリーは好評を博し、園子も一躍スターになるが…
テレビと音楽をめぐる新スタイルの社会派小説。
(「2010年の読書日記」より)
“天才少女ヴァイオリニストの栄光と挫折と再生を描いたテレビ番組制作現場。”
テレビ制作会社で働く小野は、ある日耳にしたヴィオラ奏者柳原園子の演奏に魂を揺さぶられ、
番組制作を決意する。
天才少女の栄光と挫折を追ったドキュメンタリーは好評を博し、園子も一躍スターになるが、
経歴詐称疑惑が発覚して……。
感動と視聴率のはざまで揺れるテレビ制作現場の複雑な人間模様を描きながら、
「人の心を打つ」とは一体どういうことなのかを問いかける社会派小説
なかなか読みごたえのある物語でした。
でも天才って作られるもの?そうじゃないと思いますが
ドキュメンタリー番組が“時の人”を作ることはあるとおもいます。
NHKで放送された「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」が、正しくですね。