本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・篠田節子

「讃歌」


「讃歌」・・・篠田節子 (朝日新聞社)

内容(「BOOK」データベースより)
テレビ制作会社で働く小野は、ある日耳にしたヴィオラ奏者の演奏に魂を揺さぶられ、
番組制作を決意する。
天才少女の栄光と挫折を追ったドキュメンタリーは好評を博し、園子も一躍スターになるが…
テレビと音楽をめぐる新スタイルの社会派小説。

讃歌

(「2010年の読書日記」より)
“天才少女ヴァイオリニストの栄光と挫折と再生を描いたテレビ番組制作現場。”
テレビ制作会社で働く小野は、ある日耳にしたヴィオラ奏者柳原園子の演奏に魂を揺さぶられ、
番組制作を決意する。
天才少女の栄光と挫折を追ったドキュメンタリーは好評を博し、園子も一躍スターになるが、
経歴詐称疑惑が発覚して……。
感動と視聴率のはざまで揺れるテレビ制作現場の複雑な人間模様を描きながら、
「人の心を打つ」とは一体どういうことなのかを問いかける社会派小説

なかなか読みごたえのある物語でした。
でも天才って作られるもの?そうじゃないと思いますが
ドキュメンタリー番組が“時の人”を作ることはあるとおもいます。
NHKで放送された「フジコ〜あるピアニストの軌跡〜」が、正しくですね。


「カノン」


「カノン」・・・篠田節子 (文藝春秋)

内容(「BOOK」データベースより)
二十年前に愛した男が、ヴァイオリンでバッハのカノンを演奏しながら自殺した。
遺書がわりなのか、それを逆回転で録音したテープを渡されてから、
瑞穂と小田嶋の周囲では奇怪な出来事がたて続けに起こる。
男の死の陰にあるものは、二人の男と一人の女の間の愛なのか、憎しみなのか―。
幻聴のようにヴァイオリンの調べが響き、二十年の時が交錯する書き下ろしホラー。

カノン

(「2010年の読書日記」より)
自殺者がのこした音楽テープは遺言なのか、それとも怨念なのか。
曲を聴いた児童はひきつけを起こし、押入れのチェロはひとりでに弦をはじく。
送り主は松本の旧家で作曲をたしなみ、同人誌を発行する「高等遊民」。
気味の悪さにテープはうち捨てられるが、音楽だけ別のテープへと乗り移る。
死者の真意をさぐるために音楽教師の瑞穂は奔走、
その途上、彼女自身が封印してきた過去があばかれることに……。

ホラーというよりも音楽作品?
バッハ好きの私にはたまらない作品で
とても興味深く読めました。

「ハルモニア HARMONIA」


「ハルモニア HARMONIA」・・・篠田節子 (マガジンハウス)

内容(「BOOK」データベースより)
再生か破滅か。神秘の能力を持つ美少女がたどる奇跡の物語。
直木賞受賞第一作。

ハルモニア

(「2006年の読書日記」より)
脳に障害をもつ由希が奏でる超人的チェロの調べ。
指導を頼まれ、施設を訪れた東野はその才能に圧倒される。
名演奏を自在に再現してみせる由希に足りないもの、それは「自分の音」だった。
彼女の音に魂を吹き込もうとする東野の周りで相次ぐ不可解な事件。
<天上の音楽>にすべてを捧げる二人の行着く果ては…。

音楽関連の物語を読みたいと思い図書館で探していたら

なんと「ハルモニア HARMONIA」見つけました!
「ハルモニア この愛の涯て」のタイトルでドラマ化された際
毎週楽しみに観ていたので、原作本を見つけて嬉しかった~!
東野秀行を 堂本光一さん、浅羽由希を中谷美紀さんが演じていて
中谷さんの演技がとにかく凄かった!
読みながらドラマを思い出し懐かしかったです。


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