「茨の木」・・・さだまさし (幻冬舎)
内容(「BOOK」データベースより)
仕事を辞め、妻とも離婚した真二のもとに、
喧嘩別れした兄から、突然父の形見のヴァイオリンが届く。
難病を抱えた兄の想いをはかった真二は
ヴァイオリンの製作者を求めイギリスを訪れ、
そこで出会ったガイドの響子に、初恋の女性の面影を重ねる。
多くの親切な人に導かれ、辿り着いた異国の墓地で、真二が見たものは…。
家族の絆を綴る感涙長篇。
(2016年に読んだ本)
気づかれないほど小さくとも、植物には必ず花が咲く。
人にも、きっと――。
突然逝った父、喧嘩別れした兄、
ロンドンで邂逅した「初恋の人」
父の形見のヴァイオリン作者を尋ねる旅が教えてくれたのは、
かけがえのない家族の絆と、人を愛するということだった。
「もうこんでよか」それが、最後に聞いた父の言葉だった。
久々にさだまさしさんの本を読みました。
さださんの本は『精霊流し』『解夏』も読みましたが
本作も含め、『感動の涙なしには読めない!』
小説家・さだまさし凄いです!
もちろん歌手&MCのさださんも凄いですけどね。
さださんの作品は登場人物がとても丁寧に描かれているので
物語の世界へとすっとはいっていける。
本書もとても読みやすく一気読みでした!