本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・オスカー・ワイルド

「ドリアン・グレイの肖像」


「ドリアン・グレイの肖像」・・・オスカー・ワイルド (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
舞台はロンドンのサロンと阿片窟。
美貌の青年モデル、ドリアンは快楽主義者ヘンリー卿の感化で背徳の生活を享楽するが、
彼の重ねる罪悪はすべてその肖像に 現われ、いつしか醜い姿に変り果て、
慚愧と焦燥に耐えかねた彼は自分の肖像にナイフを突き刺す…。
快楽主義を実践し、堕落と悪行の末に破滅する美青年とそ の画像との二重生活が奏でる
耽美と異端の一大交響楽。

「ドリアン・グレイの肖像」

(「2004年の読書日記」より)
ヘルムート・バーガーが絶世の美男子・ドリアンを演じた映画と
スタジオ・ライフの舞台版DVDを観たことで
その耽美的世界をどう描いているのかに興味をもち本書を読んだのですが
・・・『幸福の王子』と同じ作家だったのにはビックリ!
その上、内容は善と悪のように真逆です!

そういえば、ショーンコネリー主演映画「リーグオブレジェンド」にも
ドリアン・グレーが登場していた!


「幸せの王子」

「幸せの王子」・・・オスカー・ワイルド (偕成社)

(「BOOKデータベースより)
人の幸福を心から願い、自らはボロボロになるが、さいごには、天国にのぼる「幸福の王子」、
恋のすばらしさとおそろしさをうたう「漁師とその魂」ほか全九編。
ワイルドの残した2冊の童話集の完訳決定版です。小学上級から。


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(「1997年の読書日記」より)
あまりにも有名な物語。
子供の頃に読んで強く印象に残っていたので
もう一度ちゃんと読み直してみたかった本です。
大人になって読んでも、
王子とツバメの自己犠牲による
献身的な愛に心打たれました。

「ドリアン・グレーの肖像」も読みましたが、
同じ著者だったんですね。
「ドリアン・グレーの肖像」では、
人間のエゴと限りなき欲望が描かれているので
「幸せの王子」とは対極的。
同じ作者だと気付いたときは少しビックリしました。
オスカー・ワイルドは耽美的、退廃的なイメージがあったので…。

「幸せの王子」は不朽の名作です。



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