本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・武満徹

「夢と数ー音楽の語法」

「夢と数ー音楽の語法」・・・武満徹 (リブロポ一ト)

内容情報(「BOOK」データベースより)
人間をとりまく自然、
夢や日常の中に匿された視覚的イメージ、
詩的イメージを
どのように聴覚的イメージ(音楽作品)に結晶させていくか。

世界的な作曲家武満徹が、
山口昌男、三浦雅士との対話をまじえて、
その芸術創造の秘密を語る。


【目次】
 夢と数
 自然
 対話(三浦雅士+武満徹/山口昌男+武満徹)

(「1997年の読書日記」より)
武満氏の作曲する際の数字や夢との関係など
曲をとおして説明している。

例えば
『鳥は星形の庭に降りる』
夢の中に出てきた情景を、星形(5角形)の5つの数字を使い
(ペンタトニック)で作曲していく様子など。

実際に曲を聴きながら読むべき本だな…
手元に音源がないのが残念です。

CD・BOOKだともっとよかったのに。


『ガーデン・レイン』(オーストラリアの11歳の少女の詩です)

“Hours are leaves of life.

And I am their gardner.

Each hour falls down slow."


  時間は生命の木の葉で
  私は、その園丁だ。
  時間が散ってゆく、ゆっくりと。


この詩は、私(武満氏)が、
音楽の時間というものに対して抱いているイメージと
たいへん近い。



「すべての因襲から逃れるために」

「すべての因襲から逃れるために」・・・武満徹 (音楽之友社)

内容説明(「紀伊国屋書店」より)
武満徹さんと外国音楽家11人との対談集。
友情あふれる対話のなかから、
芸術家の豊かな感性と鋭い思考が滲み出す。

[目次]
・すべての因襲から逃れるために(ジョン・ケージ)
・即興のエクスタシー(キース・ジャレット)
・サウンドスケープ(マリー・シェーファー)
・ギターの音は土の香り(マヌエル・バルエコ)
・音楽の色彩(ミシェル・ベロフ)
・場所の音楽化(ヤニス・クセナキス)
・音楽における陰陽(尹伊桑)
・形式について(ピーター・ゼルキン)
・作曲家の個性(サイモン・ラトル)
・音楽マネージメントの在り方(マイケル・ヴァイナ)
・悪魔的ロボット社会に息を吹き込む(フレデリック・ジェフスキー)


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(「1997年の読書日記」より)
著名な音楽関係者と、武満さんの対談。
興味深く感じる話が、きら星のように散りばめられ
とても面白かったです。
武満さんの作曲家としてのパワーや、姿勢?を感じ
久々に武満作品を聴きたくなりました。



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