本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・高橋克彦

「鬼九郎五結鬼灯 舫鬼九郎3」


「鬼九郎五結鬼灯 舫鬼九郎3」・・・高橋克彦 (文春文庫)

(内容)
鬼九郎とその仲間たちを様々な怪異が襲う。幡随院長兵衛が巧妙に仕掛けられた罠に落ち、殺しの濡れ衣を着せられる「長兵衛獄門首」、高尾太夫を悩ませる鼠に顔を食い荒らされた遊女の亡霊譚「怪談高尾」、九郎に刺客が迫り、ついにその出生の秘密が明かされる「九郎非常剣」など、血わき肉おどる五篇。絶好調のシリーズ第3弾!

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私には、生きる意味がない
この世界で一番孤独な男
九郎の出生の秘密がついに明される!
〜『帯紙』より〜

「長兵衛獄門首」では下手人に仕立てられた長兵衛の話。
「女難徳兵衛」は市郎兵衛の娘に惚れられた徳兵衛の話。 
「怪談高尾」は高尾の持つ壺に幽霊を装い近づくものが…何故? 
「重ね十兵衛」は柳生の者や白柄組の旗本が次々と斬殺されてついに十兵衛にまで迫ってくる!?
「九郎非情剣」は九郎の出自が明らかにされる。京から50人もの刺客がやってきた九郎の命を狙う。後水尾院と家光の妹・東福門院との間には闇に封じられた皇子が、皇室に徳川の血を残すわけにはいかないと・・・なんとも身勝手な話

長兵衛、徳兵衛、高尾、十兵衛、九郎と5人それぞれがメインとなる5篇を収録した短編集。九郎の謎への回答をもらえたような第3弾でした。
5編とも面白かったです(^o^)





「鬼九郎鬼草子2」


「鬼九郎鬼草子2」
・・・高橋克彦 (文春文庫)

(内容)
根来傀儡衆の頭領・左甚五郎がまたも動き出した。
狙いは御家騒動が収束したばかりの会津藩。
舫九郎は幡随院長兵衛、天竺徳兵衛、高尾太夫らと会津に乗り込むが、
そこには売り出し中の軍学者・由比正雪や柳生十兵衛、天海大僧正までが集結していた。
いずれが敵か味方か!?激闘の果てに明かされる真相は?


鬼九郎鬼草子2

(2018年に読んだ本)
敵は左甚五郎・由比正雪
陰謀渦巻く会津で妖しき術を操る
根来傀儡衆と激突!
~『帯紙』より~

由比正雪や柳生十兵衛、天海大僧正までもが登場!
すごい豪華キャストです!
今回は会津を舞台に物語が展開するのですが
山形藩主の保科正之もからんできて
加藤明成の悪政に反旗した堀主水の悲劇もからめる等
史実をモチーフにした歴史エンタテイメント小説で
とても興味深く読めました。面白かったです。

主人公の舫九郎はイケメン、高尾太夫は絶世の美女
その上、敵役の由比正雪までイケメンときたら
是非ドラマ化して欲しいですね
役者を誰にしようかな?と想像するだけでも楽しめました(^_-)-☆


「舫鬼九郎」


舫鬼九郎」・・・高橋克彦 (文春文庫)

(内容)
吉原近くの堀端で若い女の全裸死体が見つかった。
首を切り落とされた上に、背中の皮が剥がされている。
誰が、一体何のために…。
町奴の幡随院長兵衛は事件の真相を探り始めるが、謎はむしろ深まるばかり。
そこへ一人の浪人が現れた。その名は舫鬼九郎。
南蛮渡来の着物を身に纒い、剣の腕はけた違い。
一体何者なのか。そして事件との関係は…。

舫鬼九郎

(2018年に読んだ本)
謎の美剣士の緋炎の剣が闇を裂く!~『帯紙』より~

高橋克彦さんの本を久々に読みました。
高橋作品に嵌まっていた頃は(約12年程前?)
図書館に置いてある高橋さんの本を全て読み
図書館に置いてない本は購入して
高橋作品を手当たり次第に読み漁っていました。
たぶん60冊くらいは読んだのでは?

久々に読んだ高橋作品でしたが
高橋克彦ワールド思い出しました!面白かったです!
「舫鬼九郎」シリーズ化されているようなので
第2弾の『鬼九郎鬼草子』を読むのが今から楽しみです。


「長人鬼」


「長人鬼」・・・高橋克彦 (角川春樹事務所)

内容(「BOOK」データベースより)
都で頻発する凶事。
弓削是雄は紀温史や蝦夷の淡麻呂、元山賊の女頭目・芙蓉、髑髏鬼らと共に調査に乗り出した。
そんなある日、羅城門に人の倍以上も背丈がある鬼が現れた!
長人鬼とは何者か。是雄たちが力を合わせて都に巣くう「鬼」の正体を暴き、撃退する妖かしの物語。

長人鬼

(「2005年の読書日記」より)
天変地異や変事を扱う陰陽寮の頭・弓削是雄は当代一の術師衆人より目されていた。
彼は陰陽師の紀温史や蝦夷の淡麻呂、陸奥で山賊の女頭目であった芙蓉・・・と
多士済済の者たちを配下に従え、忙しい日々を送っていた。
そんなある日、羅城門に人の倍以上も背丈がある鬼が現れた!
一方、是雄は関白からの急な呼び出しがあり、『淡路行き』の命を受けるが・・・。
是雄たちが怪異の謎に挑む。妖かしの新物語。

高橋ワールド満載の異界の物語、面白かったです!


「いじん幽霊、(完四郎公目手控)」


「いじん幽霊(完四郎公目手控)」・・・高橋克彦 (集英社)

内容(「BOOK」データベースより)
江戸時代の広告代理店、広目屋「藤由」の香冶完四郎がおなじみ仮名垣魯文とともに、
攘夷の暗雲垂れ篭める横浜へ。
万国の人間が集う開港まもないこの地で起 こる、不可思議な幽霊騒動や殺人事件。
日本を食い物にしたいいじんの仕業か、それとも攘夷派の企みか。
それぞれの文化がぎこちなく交じり合い、思惑がから み合って起こる難事件のトリックを、
見事な推理と剣さばきで、完四郎が解き明かす。

いじん幽霊

(「2004年の読書日記」より)
時は幕末。開国と攘夷に揺れるこの国の先行き案じた完四郎。
赴きましたは、万国の人間が集まる港町・横浜であります。
活気あふれる横浜で、広目屋稼業に精 を出す完四郎、由蔵、仮名垣魯文の
おなじみ三人衆のもと舞い込んだのは、居留地の幽霊屋敷騒動。
この噂、どうやら裏がありそうで…。
行く手を阻む、異人絡 みの怪事件を解決に導く鮮やかな一手!
「完四郎公目手控」人気時代シリーズ第3弾!



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