本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・岩井俊二

「ウォーレスの人魚」


「ウォーレスの人魚」・・・岩井俊二 (角川文庫)

内容紹介
人は、海に還る-- 進化論を駆使した新たなる人魚伝説。
二〇一五年のフロリダ、香港、アラスカの極海と舞台を移しながら、
圧倒的なストーリー・テリングで人間と人魚の交感を描く衝撃の書き下ろし長編。

ウォーレスの人魚

(「2004年の読書日記」より)
ダーウィンと同じく“進化論”を唱えたイギリスの博物学者・ウォーレスは、
『香港人魚録』という奇書を残して1913年この世を去る。
2012年、セント マリア島を訪ねた雑誌記者のビリーは、海難事故で人魚に遭遇する。
マリア一号と名付けられたその人魚は、ジェシーという娘に発情してしまう。
2015年、 沖縄の海で遭難した大学生が、海底にいたにも拘わらず、三ヵ月後無事生還する。
人はかつて海に住んでいたとする壮大な説を追って、様々な人間達の欲求が渦 巻く。
進化論を駆使し、今まで読んだことのない人魚伝説を圧倒的なストーリーテリングで描く渾身作。

カールスモーキー石井監督映画「ACRI」の脚本として手掛けた作品でしたが
映画撮影に間に合わず別の脚本を採用・・・岩井さんの脚本で映画撮って欲しかったな・・・。
でも「ACRI」上映当時映画館で観ました!それはそれで面白かったです。
浅野忠信さんの演技がとても印象的でした。



「ラヴレター」

「ラヴレター」・・・岩井俊二 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
雪山で死んだフィアンセ、藤井樹の三回忌に、
渡辺博子は想い出に封印するかのように、
樹が中学時代に住んでいた小樽に手紙を出す。

ところが、今は国道になっているはずの住所から返事がくる。
天国の彼からの手紙?博子は再び返事を書き、奇妙な文通が始まる。
もうひとりの藤井樹は何者なのか?
二度と戻れないその場所から、大切な何かがよみがえってくるのだった。


199999344101


(「1998年7月1日の読書日記」より)
「ラヴレター」元々映画も大好きなのですが、
小説版を読んでもそのイメージはまるで変わりませんでした。
読みながら、図書室のカーテンの揺れるシーンや
樹をおぶっておじいちゃんが走るシーン等
鮮明に思い浮かべることができました。
小説「ラヴレター」も面白かったです。



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