本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・住井すゑ

「いのちを耕す」

「いのちを耕す」・・・住井すゑ/若月 俊一 (労働旬報社)

内容(「BOOK」データベースより)
田んぼから“2000年の日本”を透視する。
差別、貧困、紛争で明けくれた戦争の世紀=20世紀を越えて、
“どうしてなのか”と問いかける「93+85」異色の対談。


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(「2000年の読書日記」より)
心に響く本です。

[目次]
1.母なる大地をもととして
2.時間の前にみな平等
3.文学と医学の接点
4.生きること・死ぬこと
5.「食」と「いのち」と



「二十世紀へ託す」

「二十世紀へ託す」・・・住井すゑ (解放出版社)
『橋のない川』断想

内容
小説『橋のない川』を生んだ作家の原点を語り、21世紀へ託すメッセージを綴る。
天皇制と部落差別を論じたエッセイ、講演「水平社宣言を読む」など掲載


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(「2000年の読書日記」より)
住井すゑさんの言葉は、重く、心に響く。



「人間みな平等」

「人間みな平等」・・・住井すゑ (岩波ブックレットNo.346)

内容(「MARC」データベースより)
人間平等は人為的に作られるのではなく、自然の法則である。
人間というものを考え続ける作家、住井すゑの1993年12月に日比谷公会堂でおこなわれた
講演「人間と文学を語る」をまとめたもの。


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(「2000年の読書日記」より)
「橋のない川」の著者、住井すゑさん。
住井さんの著作を読む度、心深くへと響きます。
本書も、とても大切なことを語っている本でした。



「わが生涯」

「わが生涯」・・・住井すゑ/増田れい子 (岩波書店)
 ー生きて愛して闘ってー

内容(「MARC」データベースより)
幼い日のこと、東京への出奔、農民運動一途の夫との出会いや結婚、
戦時中の弾圧、四人の子育て、夫の死後ようやく筆をとった名作
「橋のない川」-93年の生涯を初めて娘に語りあかす。
平等社会の"夢"に生きた住井すゑの全貌。


わが生涯


(「1998年5月20日の読書日記」より)
住井さんの末娘・れい子さんがインタビューをするという形で
この本は書かれている。
住井さんの生い立ちから、夫・犬田卯さんとの出会い
『橋のない川』にいたるまで等々、記されている。





「いのちに始まる」

「いのちに始まる」・・・住井すゑ (大和書房)

内容(「BOOK」データベースより)
なにを愛しむのか。
人間として守るべきもののために闘う、
それが“生きる”出発点だった。
住井すゑ・95歳がいま語る『人間・文化・平等』。

『私は人間の歴史として、人間が、同じ人間を差別した事実と
そのことで差別された人間が、どれほど悲しい思いをしているのかを
知ってほしいと思っています。
それがわからなければ、人間の歴史は変わらない。
人間そのものもわからないということになりますから_。』
ー本文よりー


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[目次]
序章 いのちの本質を知ること
第1章 人間らしい生き方とは
第2章 誰もが自由であるために
第3章 『橋のない川』のはじまり
第4章 悔いのない人生を
第5章 これからの私、これからの日本
終章 人生は棺桶の蓋をされるまでわからない

(「1997年12月3日の読書日記」より)
今年6月に亡くなった住井さん。
本書に書かれている一言一言が、とても力強く心に突き刺さる。
天皇制について、宗教について、被差別部落について、他
とても分かりやすく、自らの意思、考えを読者に伝えてくれている。




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