本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

【教育・カウンセリング】

「ぼくはイエローでホワイト、ちょっとブルー」


「ぼくはイエローでホワイト、ちょっとブルー」・・・ブレイディみかこ (新潮社)

(内容) 
優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、
ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。

ぼくはイエローでホワイト、ちょっとブルー

老人はすべてを信じる。
中年はすべてを疑う。
若者はすべてを知っている。
子どもはすべてにぶち当たる。
~『裏表紙』より~

『多様性ってやつは、喧嘩や衝突が絶えないし、そりゃないほうが楽よ』
英国で「ぼく」が通うイカした元・底辺中学校は、毎日が事件の連続。
人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。
時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり・・・。
世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子と
パンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。
私的で普遍的な「親子の成長物語」。
『楽じゃないものが、どうしていいの?』

大人も、子どもも、反響続々!
読んだら誰かと話したくなる
一生モノの課題図書
~『帯紙』より~


心に響く言葉が綺羅星のように散りばめられている
とてもステキな本でした

どの頁を捲っても深く考えさせられる言葉と出会えます
でも決して理屈ぽかったり説教じみたりしていないので
すっと心に入り込みじわっと沁みてくる

ブレイディみかこさんの別の本も読みたくなりました
もちろん本書も日をおいて再読したいです
読む度に違う発見があるのでは!?
そう思えるステキなエッセーでした。
(※カテゴリは【エッセー】ではなく【教育・カウンセリング】にしました)



「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」


「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
   ・・・坪田信貴 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
一人の教師との出会いが、金髪ギャルとその家族の運命を変えた―
投稿サイトSTORYS.JPで60万人が感動した、
笑いと涙の実話を全面書き下ろしで、完全版として書籍化。
子どもや部下を伸ばしたい親御さんや管理職に役立つノウハウも満載。


ビリギャル

(2016年に読んだ本)
この奇跡は、あなたにも起こる
「ダメな人間などいません。ダメな指導者がいるだけなのです」
「子どもにとって、受験より大事なのは絶対無理って思えることを、
 やり遂げたっていう経験なんです」(帯紙より)

映画を先に観ていたので読みながら頭の中が映画館状態に!?
さやかちゃんは有村架純さんで、坪田先生は伊藤淳史さん
さやかちゃんの母ああちゃんは、吉田羊さん
内容もほぼ同じだったので、あっという間によめました!
文体もくだけた感じで読み易かったです。


「いま、暗闇でふるえているきみへ」


「いま、暗闇でふるえているきみへ」・・・義家弘介 (光分社)

内容(「BOOK」データベースより)
本書は(株)タイトーが配信している携帯サイト『ヤンキー先生悩み相談』の中で、
多くの青少年と向き合ってきた記録をまとめたものである。

いま、暗闇でふるえているきみへ

(「2006年の読書日記」より)
「先生はどうしてそんなにも僕らを救いたがるんですか?
どうして他人の僕らを闇から救おうと思うんですか?」
正直に言います。俺は誰かを救っているなんて思ったことは一度もありません。
俺はそんなに驕ってはいない。本当は、俺のほうが救われているんです。
俺は『熱』を伝えたい。小さくとも確かな温もりになりたい。熱は闇の中でも伝わる。
暗闇がふるえていれば、ふるえているほど、それは確かに伝わる。
俺はこの場所から、これからも精一杯の熱を放出します。
どうか、凍えている誰かに、この熱が届きますように…。(本文より)


「少年犯罪 からだの声を聴かなくなった脳」


「少年犯罪 からだの声を聴かなくなった脳」・・・瀬口豊廣 (農文協)

内容(「BOOK」データベースより)
衣食住遊、情報などに変容されてきた意識。
その基底にあるからだと脳(心)の関係から本質に迫る。

少年犯罪

(「2006年の読書日記」より)
脳がどう犯罪に影響を与えているのか?興味があったので手に取った本ですが
私が思っていた内容ではなかったです。
もっとケミカルな面を期待していたので・・・

【目次】
序章 からだ感覚の喪失が他者認識の欠落をもたらしている

1章 いじめや少年犯罪とからだの変容
大人社会の歪みの反映
明治政府によって「加工」された身体
軍隊の「いじめ」も子どもの「いじめ」も身体の造反
事件史から見た「いじめ」の変容
見捨てられた身体
肉体に反映した精神のドラマ

2章 モノとからだ
着衣と履物と身のこなし
現代人の清潔志向と快適商品
からだの脆弱化と過敏症
肝臓の機能低下と「いじめ」
こころとからだを蝕む経済食品
胎児の環境としての母体の内部崩壊
モノをつくればゴミが出る、この世はすべてバランス
ほんとうの敵はどこにいるのか
「一気飲み」の集団力学とからだの相克

3章 視覚偏重型社会の危うさ
からだが心を規定する
大脳の未発達と歩き方の崩れ
見ているものしか見えない現代人
コントロール不可能なからだこそ自然
人間はそれぞれ違うのだという認識を
あるがままの自分を受け入れられるか
悪い意味での動物に戻りつつある人間

4章 からだが脳に人工化されていき……
浪費をつくり出す人々
欲望と呪縛
郊外住宅と王様になっていく子どもたち
日本人の身体感覚を変えたもの
食文化の崩壊
“ケータイ人間"の言葉と身体
知能の発達について
身体の人工化と五感喪失

5章 身体の自然をとりもどすには
生命の本質とは何か
呼吸(息)とからだのあり方
食べることは五感を養うこと
運動(スポーツ)は必要か
社会を漂流する「孤人」たち

6章 今おとなは、何を子どもに示すべきか
外形から内面を観る眼を養うこと
友だち家族から、子どもの自我は芽生えない
自分の過去を否定した親から、子どもの溌剌さは育たない
流行としての健康を求めるのではなく、眼に見えない「生きる力」を感じとること
からだは脳の下僕しもべではない


「あなたはひとりじゃないー悩める母たちへ子どもたちへ」


「あなたはひとりじゃないー悩める母たちへ子どもたちへ」・・・大平光代 (光文社)

内容(「MARC」データベースより)
いじめ、虐待、子供の非行、引きこもり、漠とした将来への不安などの悩みに、
著者自身の経験をふまえて解答。
『女性自身』連載の「だからあなたの声を聞かせて」の一部にコラムを加えて編集。

あなたはひとりじゃない

(「2006年の読書日記」より)
誰にも相談できずに一人で悩んでいる母親たち
本書は、子育てに悩んでいるそんな母親たちに希望を与えてくれる
大平さんの言葉が励げみ、そして癒しとなる素晴らしい本でした。



ギャラリー
  • 「本の力 私の絵本制作秘話」
  • 「デフ・ヴォイス」
  • 「ペッパーズ・ゴースト」
  • 「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」
  • 「十角館の殺人 新装改訂版」
  • 「歪笑小説」
  • 「家事か地獄か」
  • 「あきない世傳 契り橋(特別巻 上)」
  • 「あきない世傳 契り橋(特別巻 上)」
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

プロフィール
名前:Alice
記事検索
最新記事(画像付)
カテゴリー
最新コメント
アーカイブ
  • ライブドアブログ