(内容)
発刊に際しての言葉に「自分の好きな本、感激した本を友人に、恋人に、妻へ、夫へ、そしてわが子に贈り、共感を得ることは人生における最大の喜びとも言えましょう。」とあるように、大切な人への贈り物となる本です。
こちらは、寺山修司の詩に、上野紀子の絵が添えられた素敵な詩集です。
「十五歳の詩集」は、私の十五歳の誕生日に友人からプレゼントしてもらった詩集です📗
今思い返してもなんとステキなプレゼント♡
私の大切な宝物です。
たまたまNHKで放送されたアナーザーストーリーで寺山修司さんのエピソードが出てきたので
久々に「十五歳の詩集」を読みました。
この黄ばみ具合に年月を感じますが
「世界の一番遠い土地へ」
大好きな詩のひとつです
一本の樹は
歴史ではなくて
思い出である
一羽の鳥は
記憶ではなくて
愛である
一人での誕生は
経験ではなくて
物語である
私は
それらのあいだを旅しながら
大人になって
ゆくのだろう
今読んでも心に優しく響いてきます
寺山修司さんの詩は、十五歳当時の私に
詩の奥深さを教えてくれました
私が下手の横好きで今だに詩を書いているのは
寺山修司さんと敬愛する萩尾望都さんのお陰
両氏の素晴らしい作品の数々に出会い大いに刺激を受けました。