「熱帯」・・・森見登美彦 (文藝春秋)
(内容)
汝にかかわりなきことを語るなかれ――。
そんな謎めいた警句から始まる一冊の本『熱帯』。
この本に惹かれ、探し求める作家の森見登美彦氏はある日、
奇妙な催し「沈黙読書会」でこの本の秘密を知る女性と出会う。
そこで彼女が口にしたセリフ「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」、
この言葉の真意とは?
秘密を解き明かすべく集結した「学団」メンバーに神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、
鍵を握る飴色のカードボックスと「部屋の中の部屋」……。
幻の本をめぐる冒険はいつしか妄想の大海原を駆けめぐり、謎の源流へ!
「この本を最後まで読んだ人間はいないんです」
幻の本をめぐる、大いなる追跡が始まった!
謎を追い、謎に追われて、大航海!
我ながら呆れるような怪作である――森見登美彦
~『帯紙』より~
物語の中盤までは夢中で読み進めましたが
途中からペースが落ちてしまい・・・!?
「『熱帯』この本を最後まで読んだ人間はいないんです」
私まで暗示にかかってしまった!?
それでもどうにか最後まで読むことが出来ました^^;
中盤部分は読むのが苦行に!?
でも最後まで読んだらもう一度最初から読みたくなり
面白いと声を大にしては言えないけれど
不思議な魅力のある物語でした