本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

2016年10月

「博士の愛した数式」


「博士の愛した数式」・・・小川洋子 (新潮社)

(内容紹介)
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。
彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、
それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。
数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。
しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。
彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。

 博士の愛した数式

(「2006年の読書日記」より)
 「私」が家政婦として訪れた家の主人(博士)は、80分間に限定された記憶を維持することしかできない
「私」、「私」の息子「ルート」と博士の3人が出会ったことで奇蹟のような物語が
少しもの悲しくて、でも優しさが心に沁みてくる素敵な物語でした。
読後に(数学嫌いの私が)少しだけど数学に興味が出てきました。
中学生の頃に読んでいたら(出版されていないので無理!)、ヤル気が出て数学が好きになれたかも?


「どこまで使える?“go”と“come”」


「どこまで使える?“go”と“come”」・・・田崎清忠 (講談社パワー・イングリッシュ)
-簡単な単語55の英会話-

内容(「BOOK」データベースより)
本書では、“go”、“borrow”など55の基本単語をキーに、
「単語」の周辺を、エピソードとうんちく満載で紹介します。
楽しく読んでいるうちに、その言葉の本当の意味や、類似・関連表現、
正しい使い方などが、知らず知らずのうちに身につきます。

どこまで使える?

(「2006年の読書日記」より)
BOOK OFFで見つけて即買い!
単語のニュアンスが分かりやすく説明されている上、面白い!
ただ英語本購入しすぎて飽和状態に・・・
英語の勉強と言うより、英語本の読書になってしまっている(反省)


「裏庭」


「裏庭」・・・梨木香歩 (理論社)

(内容紹介)
昔、英国人一家の別荘だった、今では荒れ放題の洋館。
高い塀で囲まれた洋館の庭は、近所の子供たちにとって絶好の遊び場だ。
その庭に、苦すぎる想い出があり、塀の穴をくぐらなくなって久しい少女、照美は、
ある出来事がきっかけとなって、洋館の秘密の「裏庭」へと入りこみ、声を聞いた――教えよう、君に、と。
少女の孤独な魂は、こうして冒険の旅に出た。少女自身に出会う旅に。
第1回児童文学ファンタジー大賞受賞作。

裏庭

(「2006年の読書日記」より)
中は真っ暗だった。けれど、入ってしまうと眼が慣れてきて、
窓からの外光だけで、何とか中の様子がつかめた。
年代物のほこりっぽさと、鎮まっていた空気の粒子が
一斉にこちらを振り向いたような気配があった。
歩くと、ぎーぎーと、床がきしんだ音をたてた。
その音が人気のないホールにこだまして、
何かがこぞってこちらに注目している感じがした。
誰もいないはずなのに、何かがぎっしり詰まっている、濃密な気配を感じる。
照美は、自分の一挙手一投足が、
息を凝らしている何かに見つめられているような気がした。


「ビック・ファット・キャットの世界」


「ビック・ファット・キャットの世界」・・・向山淳子+貴彦 (幻冬舎)
 世界一簡単な英語の本

内容(「BOOK」データベースより)
数ある言語の中で世界で一番簡単な言語「英語」は、日本語を習うよりずっとやさしい。
文法で覚える受験英語ではなく、英語そのものの仕組みを理解し使えるようになる新しいタイプの入門書。
この本のマスコット「ビッグファットキャット」が熟練度にあわせてどこからでもナビゲーションしてくれる。
何度も諦めかけていた人も今度こそ話せるようになる。

ビック・ファット・キャット

(「2006年の読書日記」より)
ビック・ファット・キャット(正しく)が可愛いので
この本は読んでいるだけで楽しい!
その上勉強になる!一石二鳥の本です!!

(内容紹介プラスしました)
英会話を習ってみたけど、思うように上達しない。どうしても英文法にしり込みしてしまう。
ちょっと長い文になると何が何だかわからない。
――そんな挫折経験をもつ多くの人を「やっとわかった!」と喜ばせたベストセラーがこの本だ。
ブルーベリーパイが好物の太ったネコという、楽しい設定が人気を呼んだことは間違いない。
だが最大の特徴は、あくまでも「読む」ことに着目して、英語の仕組みを教えている点にある。
わかりやすさへのこだわりは、文法用語を使わない説明はもちろん、イラストやデザインの細部にもうかがえる。

読んだ蓄積があってこそ、言葉が身につく。聞き取れないのは発音や話す速度のせいではなく、

相手の言っている文を見たことがないから。だから英語を読もう。

最初の1冊を選び、読み始めるまでの手伝いをしますよ。そうこの本は呼びかける。

巻末には、英語のおすすめ書籍がリストアップされている。

「文のどこに注目して、どこが重要で、どこはおまけなのか、

それを見分ける程度の知識」を身につけることがねらいであり、

「この本を読んだからといって、すぐに英語ができるというものではありません。」とこの本は名言している。

「わからない部分はあって当然」という割りきりも好ましい。

 英語は自分に合った方法で勉強すればよい。

でもそれがわからなくて苦労している人は、この本を手にとってみてはどうだろう。

英語理解へのヒントが、すっきり見えるかもしれない。(佐々木順子)


私が英語を勉強したいと思ったのは、原書を読みたい!からなので

「ビック・ファット・キャットの世界」シリーズで読む練習を頑張れそうです。





「英語は絶対に勉強するな!」


「英語は絶対に勉強するな!」・・・鄭讃容 (サンマーク出版)

内容(「MARC」データベースより)
TOEIC最低のニッポン人よ、天才の学習法より、落ちこぼれ仲間の秘策を盗め!
英語の学習法の有効なノウハウをわかりやすく説明。「言語を慣習化」する方法を伝授する。
韓国で50万部のベストセラーを翻訳化。

英語は絶対勉強するな

(「2006年の読書日記」より)
“学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ”
サブタイトルにつられて手に取りましたが・・・しかもCD付き

「英語は絶対に勉強するな!」を真に受けたらダメ
聞き取りはいいけど、書き取りは難しい・・・辞書で挫折
本書を使いこなすには、英語の基礎をマスターしていることが前提ですね。
それに、聞き取りCDだけならスピードラーニングで十分かも!?でもそれだとお金がかかる・・・
“学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ”、無理・・・。


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