本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

2016年05月

「クレオパトラの夢」


「クレオパトラの夢」・・・恩田陸 (双葉社)

内容(「BOOK」データベースより)
シリーズ第一作「MAZE」で非凡な才能を見せた神原恵弥。
その彼が北国のH市を訪れた。
不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、
もう一つ重大な目的があった。
それはH市と関係があるらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体を掴むこと。
人々の思惑や駆け引きが交錯するなか、恵弥 は何を知ったのか。
粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション。

クレオパトラの夢

(「2004年の読書日記」より)
北国の街に交差する、密やかな思惑と駆け引き。
「MAZE」に続くシリーズ第二弾!

神原恵弥が再び登場です!こちらも面白い!
でも「MAZE」との関連性はまるでありません。



「MAZE メイズ」


「MAZE メイズ」・・・恩田陸 (双葉社)

内容(「BOOK」データベースより)
アジアの西の果て、白い荒野に立つ矩形の建物。
いったん中に入ると、戻ってこない人間が数多くいると伝えられている。
その「人間消失のルール」とは?
謎を 解き明かすためにやってきた4人の男たちは、果たして真相を掴むことができるのか?
異国の迷宮を舞台に描かれる、幻想的な長編ミステリー。

MAZE

(「2004年の読書日記」より)
ここはアジアの西の果て。深い谷を越えると突然、白い荒野が現れる。
丘の上にはその昔「存在しない場所」、または「あり得ぬ場所」と呼ばれる
白い矩形の構造物があった。
これまでに何人もの人間がそこに入り込んだきり戻ってこないという、
曰くつきの場所である。
そして長い長い歳月が経ち・・・時は現代。
神原恵弥、時枝満、スコット、セリムの4人がこの地へとやって来た。
ミッションは、「人間消失のルール」の謎を解き明かすこと。
“ 迷い込んだら戻れない! ”

映画「キューブ」を想像して読み始めたけれど
読後感は、意外に爽やかでした。
特に、神原恵弥のキャラクターがよかったです。



「球形の季節」


「球形の季節」・・・恩田陸 (新潮社)

内容(「BOOK」データベースより)
四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂どおり、一人の女生徒が姿を消した。
 町なかでは金平糖のおまじないが流行り、生徒たちは新たな噂に身を震わせていた…。
何かが起きていた。退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こ うとする超越的な力が、いま最後の噂を発信した!
新鋭の学園モダンホラー。

球形の季節

(「2004年の読書日記」より)
その夏、みのりの学校では不思議なことが次々とおきた。
「5月17日如月山でエンドウさんという子が宇宙人に連れていかれる」という噂が爆発的に広まり、
 金平糖を使った秘かなおまじないが流行った。
みのり達は噂の源を突き止めようと調査を始めるが、
5月17日、噂は現実となり、さらにみのり達の間には第二 の噂が流れる―。
東北のある町を舞台に、高校生の姿をいきいきと描いた、スティーヴン・キングばりの長編モダンホラー。

恩田作品、面白すぎ!
「ネバーランド」がスゴクよかったので本書「球形の季節」も読みましたが
恩田ワールドに嵌まってしまいそう!?・・・いやもう嵌まっています!


「ネバーランド」


「ネバーランド」・・・恩田陸 (集英社)

内容(「BOOK」データベースより)
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。
冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。
ひとけのない古い寮で、4人だけの 自由で孤独な休暇がはじまる。
そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。
やがて、それぞれが隠していた「秘 密」が明らかになってゆく。
驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。

ネバーランド 

(「2004年の読書日記」より)
あとがきに、『当初の計画では「トーマの心臓」をやる予定だった。
スタイリッシュで硬質的な、緊迫感溢れる心理ドラマをやりたいと思っていたのだ。
ところが、登場人物の性格のせいか、はたまた私のいいかげんな性格のせいからか、
書いているうちにだんだんとほのぼのしたものになってしまった』とある。

「トーマの心臓」風も読みたかったけど・・・。
四人の少年それぞれが、未来に向かって一歩踏み出すエピローグは
すごく気に入りましたよ!ほのぼの全然OKです!
美国、光浩、寛司、統の冬休み。奇跡の一週間の物語。
恩田作品を初めて読みましたが、とても面白かったです。



「精霊の木」


「精霊の木」・・・上橋菜穂子 (偕成社)

内容(「MARC」データベースより)
地球の環境破壊のため宇宙へ出た人類。
ナイラ星に移住した地球人の子孫が、
滅びたと伝えられるナイラ星の民「ロシュナール」の力に目覚めてしまい…。
「守り人」シリーズの著者のデビュー作。

精霊の木

(「2004年の読書日記」より)
環境破壊で地球に住めなくなった人類は、さまざまな星へ移住した。
少年ヤマノシンの住むナイラ星も人類が移り住んでから二百年をむかえようとしていた。
と ころが、シンの従妹リシアが突然、滅びたと伝えられるナイラ星の民「ロシュナール」の
“時の夢見師”の力にめざめてしまう。


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