本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

「男ありて―志村喬の世界」

「男ありて―志村喬の世界」・・・澤地久枝 (文藝春秋)

内容(「BOOK」データベースより)
「七人の侍」「生きる」「野良犬」…。
寡黙で照れ屋で、頑固だが内に優しさを秘めた男、
そんな“日本の父”を演じつづけた俳優・志村喬の生涯と日本映画の黄金時代。
書き下ろしノンフィクション。


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(「1998年7月27日の読書日記」より)
映画俳優・志村喬さんの世界が、
花の応援団の一人であった澤地さんにより一冊の本となった。
亡くなって10年以上にもなるが、本を読みながらも
あの怪優?の笑顔が浮かんでくる。
夫人政子さんの志村さんを支えている姿も凄い!
映画界のことを何も知らない人と結婚したい
と言った志村さんが選んだ理想の人!?




「空想科学読本」1&2

「空想科学読本」1&2・・・ 柳田 理科雄 (メディアファクトリー)

内容(「BOOK」データベースより)
本書がいう空想科学とは、特撮番組やアニメなど、身近な夢の世界を指す。
そこでは、巨大な怪獣が火を吹いて暴れまわり、ヒーローは変身・巨大化して、
超音速でこれに立ち向かっていく。
こういったお馴染みの風景は、果たして科学的にどこまで正しいのか?
無理にでも実現したら、いったいどんなことが起こるのか?
誰もが1度は感じた素朴な疑問に、現実的な科学で迫ってみたのが本書である。
爆笑と感動のうちにあなたは、夢と科学が生み出した空想科学の素晴らしさを、
きっと再認識する。

内容(「MARC」データベースより)
ゴジラや仮面ライダー、ウルトラマンなど、
特撮番組やアニメなどで常識になっている変身、巨大化等が、
科学的にどこまで正しいのか検証。
空想科学世界の魅力を再確認する。96年宝島社刊の第2版。


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(「1998年7月25・26日の読書日記」より)
ウルトラマンが、ドラ焼きになったり
マジンガーZが、ロケットパンチで自滅したり
仮面ライダーがはなったライダーキックは、その度にライダー1人が犠牲になる?
ナンセンスが沢山詰まっている本。
…でも2冊も続けて読んでしまった…面白い!!



「沖縄の戦跡と軍事基地」 

「沖縄の戦跡と軍事基地」・・・沖縄の戦跡と軍事基地編集委員会/編 
     執筆:安仁屋政昭 真栄田義且 大西将 川端弘 (あけぼの出版社)

平和のためのガイドブック、この目と足で確かめよう“命どぅ宝”


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(「1998年7月22日の読書日記」より)
親子で学ぶとあるが、まず親である私が学ばなくては。
この本の中には知らないことが沢山記されている。
正しく親子で学べる本。
“知らないことは恐ろしい、そして罪だと”
勉強あるのみ!




「笑ってよ、ゆっぴい 」

「笑ってよ、ゆっぴい」・・・ 石井めぐみ (扶桑文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
“ひょうきん族”元アイドルの著者が
重度障害児として生まれてきた我が子の子育てを綴った感動のドキュメント。


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(「1998年7月19日の読書日記」より)
この本を読みながら、子育ての原点?を見たように思う。
ゆっぴいの笑顔を夢みて、そのために頑張れる父と母
ありのままのわが子を全身で受け止め
障害があろうとなかろうと、子どものすべてをみとめ受け入れる。
それが本当の絆へと繋がっていくのだろう。




「国連子どもの権利条約を読む」

「国連子どもの権利条約を読む」・・・大田 堯  (岩波ブックレット)

内容(「BOOK」データベースより)
89年11月、国連で「子どもの権利条約」が採択された。
いま世界の子どもたちの受難の時代―地球汚染、
核の脅威、貧困―大人たちが追求してきた経済性原理が、
子どもたちから生き生きした人間性、子ども心を奮いとってしまった。
新しいもう一つの生き方を選択せよとの子どもたちの願いを、
条約の内容として読み抜いていこう。


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(「1998年7月16日の読書日記」より)
子どの権利条約について分かりやすく書いてある。
しかし、その捉え方、国のカラーの違いによって
権利条約の中で謳われている条文の内容が変わってしまう。

日本では、教育を受ける権利が、子どもの為というよりは
学習指導要領でがんじがらめにされ!?本末転倒になっている場合も…?
考えさせられる本だった。



「天の瞳少年編 I」

「天の瞳少年編 I」・・・灰谷健次郎 (角川書店)

内容(「BOOK」データベースより)
小学五年生になった倫太郎。
学級担任のヤマゴリラと衝突することはあるものの、
おおらかで魅力的な仲間たちに囲まれて、
へこたれずに前へ進み続けている。

そんなある日、事件が起こった。
リエが学校に来なくなったのだ。
リエの登校拒否の原因は何なのか、自分に何ができるのか。
悩み抜いた倫太郎がとった行動とは…。

様々な人たちとの出会いを真摯に見つめながら成長する倫太郎。
灰谷健次郎が登校拒否の問題を世に問う、待望のシリーズ第三巻。


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(「1998年7月16日の読書日記」より)
さすが灰谷作品。
幼年編に続いて、本書にも唸らされてしまった。

リエちゃんの登校拒否のシーン等は、先生との行違い等
実際にも多々ある。
本の中では、子どもたち自身でこの問題を乗り越えて行くが
現実の世界ではどうだろう?とても考えさせられてしまう…。
倫太郎の言葉にもグッサっとくた。





「宇宙怪人」

「宇宙怪人」・・・江戸川乱歩  (ポプラ文庫クラシック)

内容(「BOOK」データベースより)
銀座の空に突然あらわれた銀色に光る空とぶ円盤。
その後、次々と報告されるはねのある大トカゲの目撃談。
怪物はアメリカにも現れ、世界じゅうが混乱に巻き込まれる…。
宇宙怪人はなぜ地球にやってきたのか?
名探偵明智と小林少年が、
警視庁やチンピラ別動隊とともに謎の解明に乗り出す。


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(「1998年7月14日の読書日記」より)
本当に宇宙人がいるのかしら?と思って読んでいたら
やはり乱歩の小説、ちゃんとたねあかしがありました。





「疑惑」は晴れようとも

「疑惑」は晴れようとも―松本サリン事件の犯人とされた私・・・河野義行 (文藝春秋)

内容(「BOOK」データベースより)
いまや周知の冤罪事件となった「松本サリン事件」。
1994年6月27日、最大の被害者だった河野さんは警察の見込み捜査で犯人と疑われ、
そのリーク情報をもとにマスコミも疑惑報道をくりひろげた。

無実が証明される、翌95年3月20日の「地下鉄サリン事件」の発生まで
9カ月にわたる河野さんの無実への苦闘の全てがここにある。


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(「1998年7月14日の読書日記」より)
松本サリン事件で、被害者でありながら、被疑者にさせられ
警察、マスコミ、世論からも灰色の疑惑で、
1年間受けた苦しみや怒りを綴っている。
無実の1人の人間を、犯人にしたてあげていく怖さが伝わってくる。




「学校の壁」

「学校の壁―なぜわが娘が逝ったのかを知りたかっただけなのに 」・・・
           前田 功, 前田 千恵子 (著) (教育資料出版社)

内容(「BOOK」データベースより)
隠蔽に抗し、わが子のいじめ自殺の真相を情報公開・裁判で闘い続ける親の記録。


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(「1998年7月9日の読書日記」より)
1991年9月1日、自ら命を絶ってしまったわが子の真相
(いじめによる自殺、その背景や苛めた子の話、
 学校側で持たれた話し合いの記録、
 学校側が子どもたちに書かせた作文)を知りたい。
その一心で、学校、教育委員会等を相手に、情報公開を求めるが
頑なに拒否され、裁判にまで縺れてしまう。

“なぜわが娘が逝ったのかを知りたかっただけなのに”
と表紙にある通り、前田さんは誰かに責任を取ってもらおうとか
責めるために学校側に情報を求めたのではなく
娘がなぜ自殺を選ばなくてはならなかったのか
その真相を知りたかっただけなのです。

この国では、権力を持つ者が一方的に強く、
弱い者は泣き寝入りをするしかなかった。
でも前田さんは、諦めることなく正面から学校側に挑み続けている。

あまりにも人間としての誠意のなさに、
裁判という手段を選ぶことしかできなかったが
この裁判はまだ結審していない。(控訴の為)





 

「おとなのための子どもの権利条約」

「おとなのための子どもの権利条約―新しい発想これからの実践 」・・・
          鈴木 祥蔵 , 森 実 , 桂 正孝 (編集) (解放出版社)

(内容)
条約がうたう「子どもの主体」「子どもとおとなは対等」を鍵にすると、
新しい子ども—おとな関係が見えてくる。
すべての親・教師に捧げる一人から始められる実践のヒント集。

(目次)
「子どもの権利条約」のメッセージ
子どもとおとなの人間関係づくり
あなたのクラスから始めよう
学校まるごとだって変えられる
地域に根をはって
地球と交信する
メディアと子どもの参画
座談会 言いたい放題「子どもの権利条約」
 

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(「1998年7月5日の読書日記」より)
子どもの権利条約について、多角的にとらえ説明している。
子どもの権利条約について、私達大人は深く考えていないことが多分にある。
権利条約という言葉は知っていたけど、詳しくは知らなかったので
これを機会にもっと勉強しなくてはと思う。

この本の中で、子どもたちが語っていることや、
中学校、小学校で取り組まれている権利条約についての
教育の仕方などとても興味深い。




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